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文献概要
短報
MAO阻害薬が奏効した非定型うつ病像を伴う双極性障害の1例
著者: 横山知行1 多田利光1 飯田眞1
所属機関: 1新潟大学医学部精神医学教室
ページ範囲:P.1321 - P.1324
近年,気分反応性,過眠,過食などの逆転した自律神経症状,疲労感,対人関係での過敏性,強い不安感などの症状を特徴とするうつ病にはMAO阻害薬が奏効することが注目されており,このようなうつ病は非定型うつ病と呼ばれている3,7)。我々は,先に著しい不安焦燥,過食,気分反応性,疲労感を特徴とし,これらの症状が三環系抗うつ薬には反応しなかったが,MAO阻害薬で改善を示したことから非定型うつ病と考えられた症例を報告した7)。
今回,我々は,双極性の非定型うつ病と考えられる症例を経験したのでここに報告し,若干の考察を加えたい。
今回,我々は,双極性の非定型うつ病と考えられる症例を経験したのでここに報告し,若干の考察を加えたい。
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