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短報
慢性疲労症候群と診断された5症例の精神医学的側面
著者: 清水將之1 松本美富士2 古川壽亮1 奥村和賀美1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部精神科 2名古屋市立大学医学部第2内科
ページ範囲:P.201 - P.203
文献購入ページに移動近年,内科学や臨床免疫学の領域において慢性疲労症候群(以下,CFSと略す)と呼ばれる病態が関心を集めており,日本でも1991年8月に厚生省が研究班を発足させた4)。米国防疫センター(CDC)は研究を推進するためのworking case definitionを設定して,現在世界的にこの定義枠を使用して研究が進められている3)。CFSをめぐる論議において,しばしばうつ病との鑑別が論議されているが,いまだ明確な見解が提示されていない。最近,我々はCFSと診断された症例を観察する機会を得たので,若干の考察を加えた。
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