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文献詳細

雑誌文献

精神医学35巻4号

1993年04月発行

文献概要

短報

Pimozideが有効であったmonosymptomatic hypochondriacal psychosisの1例

著者: 安本真由美1 木戸日出喜1 山口成良1

所属機関: 1金沢大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.437 - P.439

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■はじめに
 奇妙な異常体感を単一症候とする慢性精神疾患はセネストパチー13〜15)として知られているが,このセネストパチーと重なり合うものとして英米圏ではmonosymptomatic hypochondriacal psychosis(以下MHPと略)という概念7)がある。今回我々はpimozideが奏効したMHPの症例を経験したので報告する。なお,MHPはICD分類,DSM-Ⅲ-Rでは,妄想性障害に相当するが,本症例はMHPと診断するのが最も適していると思われたため,MHPの診断を用いた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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