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研究と報告
神経症圏に対する集中内観法
著者: 川原隆造1 木村秀子2 長沢宏2
所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神科 2米子内観研修所
ページ範囲:P.713 - P.720
文献購入ページに移動(1)15名のうち12名(80%)は著明な効果(著効)を示し,そのうちの9名は治療を終結することができた。残りの1名は有効で,2名はやや有効であった。(2)病態レベルが深いと,内観療法による治療効果は期待できなかった。(3)内観の深さと治療効果とが必ずしも並行しない症例があった。(4)内観中の身体症状の軽減ないし消失も治療効果をもたらす大きな要因となった。
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