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腸管あるいは皮膚に実在しないにもかかわらず虫が寄生し,そのために痒みあるいは異常感覚を確信的に訴え,その虫のみの単一主題に限定された妄想を持つ患者は,「皮膚寄生虫妄想」4)などと呼ばれ,初老期から老年期に比較的多く認められるものの,その治療に難渋することが多い12)。
今回我々は,高齢者に発症した「皮膚寄生虫妄想」を経験し,その治療にtiaprideを用いたところ著効を得たので,tiaprideの抗ドーパミン作用などとも関連しながら若干の考察を加える。
今回我々は,高齢者に発症した「皮膚寄生虫妄想」を経験し,その治療にtiaprideを用いたところ著効を得たので,tiaprideの抗ドーパミン作用などとも関連しながら若干の考察を加える。
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