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文献詳細

雑誌文献

精神医学35巻8号

1993年08月発行

文献概要

短報

子供の幻聴体験後,自らの治療に積極的態度を示した母親

著者: 橋口知1 長友医継1 福崎秀一1 冨永秀文1 松本啓1 永田行俊2

所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室 2大口病院

ページ範囲:P.841 - P.843

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 児童期の幻覚については,その発生に心理機制が重視されている4)。また,大原5)は,子供の精神病を疑う親の中に,精神科受診歴や遺伝負因,問題のある養育態度を認めることがあると指摘している。
 今回,母の幻聴の訴えを取り入れた娘と,その治療後,自発的に治療開始に至った精神分裂病の母の例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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