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短報
マスメディアの情報により自らパニック障害を疑って受診した患者
著者: 越野好文1 村田哲人1 大森晶夫1 村田一郎1 西尾昌志1 坂本和雅1 伊崎公徳1
所属機関: 1福井医科大学神経精神医学教室
ページ範囲:P.107 - P.109
文献購入ページに移動DSM-Ⅲ1)によりパニック障害(PD)は疾患単位として確立された。しかも治療効果の優れた薬物のあることが確認され2,5,12),本症に対する精神科医の関心は次第に高まってきている。しかし,精神科以外の医師や一般の人々のPDへの認識はまだ十分とはいえない。今回,我々は多くのPD患者が精神科に相談することなく,精神科以外の診療科の受診を続けていることを見いだしたので,精神科医以外の医師への啓蒙が必要なことを強調するために報告する。
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