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文献詳細

雑誌文献

精神医学36巻1号

1994年01月発行

文献概要

短報

マスメディアの情報により自らパニック障害を疑って受診した患者

著者: 越野好文1 村田哲人1 大森晶夫1 村田一郎1 西尾昌志1 坂本和雅1 伊崎公徳1

所属機関: 1福井医科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.107 - P.109

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■はじめに
 DSM-Ⅲ1)によりパニック障害(PD)は疾患単位として確立された。しかも治療効果の優れた薬物のあることが確認され2,5,12),本症に対する精神科医の関心は次第に高まってきている。しかし,精神科以外の医師や一般の人々のPDへの認識はまだ十分とはいえない。今回,我々は多くのPD患者が精神科に相談することなく,精神科以外の診療科の受診を続けていることを見いだしたので,精神科医以外の医師への啓蒙が必要なことを強調するために報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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