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文献詳細

雑誌文献

精神医学36巻11号

1994年11月発行

文献概要

短報

インターフェロン療法中に精神症状を呈したC型慢性活動性肝炎の4例

著者: 佐藤雄1 高橋克朗2 太田保之3 伊東勉2 松村暢之1 古賀満明1 矢野右人1

所属機関: 1国立長崎中央病院内科 2国立長崎中央病院精神科 3長崎大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.1211 - P.1213

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 インターフェロン(IFN)は,C型慢性活動性肝炎に対して健康保険適用となり,その投与症例は急増している。しかし,その副作用として初期インフルエンザ様症状のほかに,白血球減少,蛋白尿,脱毛,自己免疫疾患の悪化などが知られ4),多彩な精神神経症状を呈することも報告されている4,6,12,14)
 国立長崎中央病院肝疾患センターでIFN療法を受けたC型慢性活動性肝炎305例のうち,4例に著しい精神症状を認めたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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