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メキシコにおける子どものやけど治療施設—精神的ケアを中心として
著者: 角川雅樹12
所属機関: 1東海大学外国語教育センター 2東海大学外国語教育センター学生相談室
ページ範囲:P.211 - P.214
文献購入ページに移動■はじめに
1983年,メキシコのある財団が,子どものやけど治療とその予防に関する運動を始めた。その後1986年,メキシコ市近郊のソチミルコ(Xochimilco)という所にあるメキシコ市立小児病院の中に,やけどの総合治療施設(Instituto para la Atención Integral del Niño Quemado)が設けられ,その年より治療が開始された。ここで本施設を紹介する理由は,それが特に精神的ケアに焦点を当てたものだという点にある。
最近,開設後5年間の統計資料を基にこれまでの経過が報告されたので1),以下この施設の紹介を通じて,メキシコにおける子どものやけどの実態をみてみることにする。
1983年,メキシコのある財団が,子どものやけど治療とその予防に関する運動を始めた。その後1986年,メキシコ市近郊のソチミルコ(Xochimilco)という所にあるメキシコ市立小児病院の中に,やけどの総合治療施設(Instituto para la Atención Integral del Niño Quemado)が設けられ,その年より治療が開始された。ここで本施設を紹介する理由は,それが特に精神的ケアに焦点を当てたものだという点にある。
最近,開設後5年間の統計資料を基にこれまでの経過が報告されたので1),以下この施設の紹介を通じて,メキシコにおける子どものやけどの実態をみてみることにする。
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