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短報
うつ状態で休職している教員について
著者: 小林宏1
所属機関: 1守山荘病院
ページ範囲:P.297 - P.300
文献購入ページに移動 職場における精神疾患については近年職場の精神医学主題として注目されてきている。しかし,教員についてのまとまった報告はまだ少ない4,6,8)。教員の長期休職者は以前は肺結核が多数を占めていたが,現在は精神疾患が多くなっている。教員の精神疾患については児童生徒への影響も大きく,重要な問題であり,今後研究されるべき課題である。
一般に教員は情熱を持って就職するが,自分の理想とする教育と現実や上部からの教育方針とのギャップに直面する。また進学のための学校の予備校的性格,父兄の学校への期待,クラス運営上の悩み,非行生徒への対応,上司や同僚との人間関係,さらに数年ごとの転勤など教員の抱える問題は広範で深刻である。
一般に教員は情熱を持って就職するが,自分の理想とする教育と現実や上部からの教育方針とのギャップに直面する。また進学のための学校の予備校的性格,父兄の学校への期待,クラス運営上の悩み,非行生徒への対応,上司や同僚との人間関係,さらに数年ごとの転勤など教員の抱える問題は広範で深刻である。
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