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文献詳細

雑誌文献

精神医学36巻5号

1994年05月発行

文献概要

特集 精神疾患の新しい診断分類

[資料]ICD-10による外来初診患者統計—従来診断との異同

著者: 大久保善朗1 南海昌博1 松島英介1 伊沢良介1 岩脇淳1 車地暁生1 渋谷治男1 融道男1

所属機関: 1東京医科歯科大学神経精神医学教室

ページ範囲:P.505 - P.509

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■はじめに
 厚生省は1995年からICD-10を公式な疾病統計として用いることを決めている。新しい疾病分類の適用を円滑に行うためには,慣用的に用いられている従来診断との異同についてあらかじめ明らかにしておく必要がある。我々の施設では,WHO協力センターとして当初よりICD-10のWHO実地試行に参加した経緯もあり,早くから患者統計にICD-10を使用してきた。そこで今回,ICD-10「臨床記述と診断ガイドライン(以下,臨床ガイドライン)」1)を用いた外来初診患者統計の資料をもとに,従来診断とICD-10診断の異同について検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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