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文献詳細

雑誌文献

精神医学36巻5号

1994年05月発行

文献概要

短報

抗精神病薬長期投与中,急性水中毒を発症し,横紋筋融解症を来した精神分裂病の1例

著者: 松本好剛1 山崎浩1 名越泰秀1 松本浩司2 谷直介1

所属機関: 1精華園 2京都府立医科大学精神医学教室

ページ範囲:P.547 - P.549

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 水中毒は精神科領域での頻度が高く,重症例では意識障害,けいれん発作などの症状を呈し,時に死亡する症例もみられる重篤な病態である。また最近になり水中毒に横紋筋融解症が続発し高ミオグロビン血症から腎障害に至る症例が少なからず存在することが報告されるようになった。今回我々は,その発症から治癒まで比較的克明に経過を追跡できた症例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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