文献詳細
短報
抗てんかん薬ゾニサミドとフェノバルビタールにより類似の環状紅斑を呈した1症例
著者: 山田康人1 佐藤守弘2 加藤光三1 栗田征武1 高橋留利子1 渡部学1 萩原真理子1 管るみ子1 丹羽真一1
所属機関: 1福島県立医科大学神経精神科 2福島県立医科大学皮膚科
ページ範囲:P.762 - P.764
文献概要
一方,フェノバルビタール(phenobarbital;PBと略す)は以前から広く使用されている抗てんかん薬であり,催眠・鎮静薬としても有効なバルビツール酸誘導体だが,やはり薬疹の報告が多い薬剤である。我々はこのZNAとPBという構造式のかなり異なる薬剤で類似の環状紅斑を呈した1例を経験したので報告する。
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