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文献詳細

雑誌文献

精神医学36巻9号

1994年09月発行

文献概要

短報

頻発性気分障害にバルプロ酸ナトリウムが奏効した1例

著者: 西本雅彦1 嶋津良比呂1 宮里勝政1 野島精二2 大原健士郎1

所属機関: 1浜松医科大学精神医学教室 2北津島病院

ページ範囲:P.973 - P.975

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 躁うつ病患者のうち,寛解期が短く,抑うつ状態および軽躁,躁状態を頻回に繰り返す症例がみられ,薬物治療に難治性のものがある。頻発性気分障害(rapid cycler)4)は1年間に4回以上の感情病相の出現をみる躁うつ病患者である。今回我々は炭酸リチウム(Li),カルバマゼピン(CBZ)が無効な症例にバルプロ酸ナトリウム(VPA)が奏効した症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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