文献詳細
特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開
文献概要
■はじめに
国際障害者年の10年を終え,精神科の領域においてもノーマライゼーションやQOLという言葉がようやく一般的に語られる状況にはなってきた。しかし以下に述べるようにいまだ理念と現実の間には大きな溝がある。ここでは,共同作業所やグループホーム・援護寮・福祉ホームなど主として民間の施設やその活動について述べるが,それにとどまらず精神保健法の改正など最近の動きにも触れる。さらに,上記の施設のニーズや,現在それらの施設を利用している者の状況や地域との関係についても述べる。
国際障害者年の10年を終え,精神科の領域においてもノーマライゼーションやQOLという言葉がようやく一般的に語られる状況にはなってきた。しかし以下に述べるようにいまだ理念と現実の間には大きな溝がある。ここでは,共同作業所やグループホーム・援護寮・福祉ホームなど主として民間の施設やその活動について述べるが,それにとどまらず精神保健法の改正など最近の動きにも触れる。さらに,上記の施設のニーズや,現在それらの施設を利用している者の状況や地域との関係についても述べる。
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