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文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻1号

1995年01月発行

特集 分裂病者の社会復帰—新しい展開

授産施設と小規模共同作業所を核とした地域活動

著者: 東雄司12

所属機関: 1麦の郷障害者地域リハビリテーション研究所 2和歌山県立医科大学

ページ範囲:P.13 - P.17

文献概要

■はじめに
 精神科地域リハビリテーションにとって,慢性分裂病者のための生活の場とともに,働く場,活動の場を確保することは極めて重要な課題である。ことに日常,何らかの形で働くことは,当事者たちにとって単に収入を得るだけでなく,長い期間の療養により失われた自信の回復と社会参加による生活の質の向上のためには最良の手段であるからである。
 しかしながら,精神保健法内の授産施設についてはまだしも,福祉関係者,精神障害者の家族らの手による草の根運動の成果ともいうべき小規模共同作業所に至っては,精神科医にすら,十分認知されているとは思えない。今回,地域におけるこのような社会資源の活動の一端を紹介するとともに,その役割などに触れてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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