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文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻1号

1995年01月発行

文献概要

短報

発作性不随意運動の群発に伴い精神病状態を呈した1例

著者: 村井俊哉12 扇谷明1

所属機関: 1京都大学医学部精神医学教室 2前,北野病院神経精神科

ページ範囲:P.95 - P.97

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 運動開始時に不随意運動を呈する疾患としてParoxysmal kinesigenic choreoathetosis(PKC)が知られているが2),脳波異常を伴う例が多いことなどから,てんかん性の疾患である可能性が指摘されている3),一方,PKCに精神病症状を伴うとの報告はこれまでにはみられない。
 今回我々は,ほぼ3か月の経過の中で,主として運動開始時に発作性不随意運動が頻発し,同時期に精神病状態を呈し,てんかん性脳波異常が確認され,カルバマゼピンが著効を示した1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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