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研究と報告
睡眠時無呼吸症候群の鼻腔持続陽圧呼吸の治療コンプライアンスならびに陽圧レベルに関与する因子についての研究
著者: 井上雄一1 上田かおる2 清水修1 津嶋譲治1 高田耕吉1 九里友和1 松尾泉美1 挾間秀文1
所属機関: 1鳥取大学医学部神経精神医学教室 2上田病院
ページ範囲:P.1185 - P.1192
文献購入ページに移動CPAP長期使用群は,コンプライアンス不良群に比べて,肥満度ならびにCPAP使用前の日中の傾眠症状と高血圧の頻度が高く,MSLT潜時が短かった。また,夜間覚醒時間の割合が少なく,動脈血酸素飽和度の下降度が著しかった。適正CPAP圧は,肥満度,混合型無呼吸頻度,SaO2下降時間と正の相関を示した。
nasal CPAPコンプライアンスには,肥満傾向の有無,SAS重症度および使用動機づけを高める自覚症状の存在が重要であると考えられた。
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