icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻5号

1995年05月発行

短報

歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症の1家系

著者: 宮永和夫1 米村公江1 高木正勝2 秋山正則3 近藤郁子4

所属機関: 1群馬大学医学部神経精神医学教室 2岸病院 3針生ケ丘病院 4愛媛大学衛生学教室

ページ範囲:P.515 - P.518

文献概要

 歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症(Dentato-rubro-pallido-luysian atrophy;DRPLA)とは,痴呆,不随意運動,けいれん(ミオクローヌスを含む),運動失調を伴う遺伝性疾患で,1958年Smithらが報告したのに始まり8),近年多くの例や家系が本邦でも報告されてきている1,2)。本疾患の報告は当初神経病理所見に基づいて行われていたが,最近ではMRIに基づく報告もみられるようになった。今回我々は臨床症状とMRI検査より発端者をDRPLAと診断した後,その家族調査を行い,さらにDNA解析の結果,3例のDRPLA患者と1例の保有者を同定できたので若干の考察を踏まえ報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら