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文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻5号

1995年05月発行

短報

食欲抑制剤(mazindol)投与が精神症状発現に関与したと思われる1症例

著者: 伊藤耕一1 林美朗1 西信之1 牧雄司1 浅野裕1 菊入剛2 荻野秀二3

所属機関: 1市立室蘭総合病院祝津分院精神神経科 2市立室蘭総合病院第二内科 3三恵病院

ページ範囲:P.519 - P.521

文献概要

■はじめに
 近年成人病の増加に伴い,その原因としての肥満症に対する関心が強まっている。今回我々は肥満症の治療として中枢性食欲抑制剤(mazindol)投与中に多弁,多動,易刺激性,気分高揚などの精神症状を呈した症例を経験した。我々の知るかぎり,我が国では精神神経科領域における同様な症例の報告はなされていない。そのため,ここに報告するとともに若干の考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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