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文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻6号

1995年06月発行

短報

Pimozideにより低ナトリウム血症を呈した精神分裂病の1例

著者: 西村浩1 町田勝彦1 中野浩志2 篠崎徹2 笠原洋勇2 牛島定信2 鈴木みね子3 斎藤洋3 柏木秀彦4 奥田丈二4

所属機関: 1東京慈恵会医科大学臨床検査医学教室 2東京慈恵会医科大学柏病院精神神経科 3鳳生会成田病院精神神経科 4東京慈恵会医科大学内科

ページ範囲:P.657 - P.660

文献概要

 我々は外来通院中に水中毒により血中ナトリウム値が118mEq/lとなり,重度意識障害,けいれん発作および噴出性嘔吐などを来した精神分裂病の61歳女性例を経験した。原因薬剤はpimozideと考えられたが,本剤による低ナトリウム血症は我々の知るかぎりでは小児科での精神発達遅滞3例が報告されているだけで,精神科分野での報告を見い出せなかったため,文献的考察も併せて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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