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文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻6号

1995年06月発行

文献概要

資料

東京都の精神科救急医療の地域特性と年次変化—松沢病院救急病棟での経験から(2)

著者: 永山紅美子1 林直樹1 入谷修司1 竹野良平12 金子嗣郎13

所属機関: 1東京都立松沢病院精神科 2現,東京都立府中療育センター精神科 3現,東京都立松沢病院

ページ範囲:P.663 - P.667

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■はじめに
 前回(37巻1号99ページ),我々は松沢病院の救急病棟に入院した患者の病歴をもとに,東京都の夜間休日の精神科救急入院患者の地域と入院治療とのかかわりについて考察した2)。ここでは,夜間休日の精神科救急医療において,年間入院患者数の増加などの変化が認められていた。これは報告の舞台となった東京が世界的な巨大都市であり,しかも急速に変貌しつつあることと関連づけられる現象と考えられる。今回,我々は前回と同じ調査対象に対して,この期間中の患者数の地域ごとの推移や患者の入院形態や問題行動などの臨床的特徴を調査し,患者数の増減の地域差とその地域の特性について,東京という都市のこの期間における変化と合わせて考察を加えることにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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