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文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻7号

1995年07月発行

文献概要

短報

橋梗塞後,長期にわたり離人症状を呈している1症例

著者: 森岡洋史1 北賢二1 堀切靖1 瀬戸口啓夫1 上山健一1 滝川守国1

所属機関: 1鹿児島大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.755 - P.758

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 脳梗塞後に何らかの精神障害を来すことはよく知られており,なかでも抑うつ状態が出現したとする報告が多くみられる2,4,10)
 今回筆者らは,橋(pons)に梗塞を起こしたのち抑うつ状態を呈した37歳の女性例を経験した。本症例は,前景にみられた焦燥感や恐怖感,自殺念慮の背後に離人感が存在し,抗うつ剤を中心とした治療に抵抗した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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