文献詳細
文献概要
「精神医学」への手紙
Letter—続「疏通性か疎通性か」
著者: 柏瀬宏隆1
所属機関: 1防衛医科大学精神科
ページ範囲:P.899 - P.899
文献購入ページに移動 拙論「疏通性か疎通性か」(本誌第37巻第2号)に対して,西丸四方,岡田靖雄という斯界のお二人の碩学よりご意見を賜ったことは(第37巻第5号),筆者としては誠に感謝にたえない。しかし,両氏とも筆者の意見とは異なっているので,僣越ながら両氏のご意見を論評させていただく。
まず西丸氏は,「私はめんどうだから疎通,疎外と皆,疎にしてしまっている。植字に困る方のことを考えて」と氏一流のユーモアをもって述べられている。筆者は逆に,教育の立場から,疏通性(Zuganglichkeit)と疎外や疎隔(Entfremdung)とを学会用語集に従い区別して,医学生や卒業生に伝えている。
まず西丸氏は,「私はめんどうだから疎通,疎外と皆,疎にしてしまっている。植字に困る方のことを考えて」と氏一流のユーモアをもって述べられている。筆者は逆に,教育の立場から,疏通性(Zuganglichkeit)と疎外や疎隔(Entfremdung)とを学会用語集に従い区別して,医学生や卒業生に伝えている。
掲載誌情報