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研究と報告
Panic Disorderの臨床症状についての検討—207名の患者群におけるクラスター分析の試み
著者: 村下淳1 塩入俊樹1 高橋三郎1
所属機関: 1滋賀医科大学
ページ範囲:P.943 - P.949
文献購入ページに移動結果は上記15症状は大きく3つに分類された。
第1群:呼吸促迫,窒息感,発汗,嘔吐・嘔気,紅潮・冷感。
第2群:死の恐怖,気が狂ったり何か制御できないことをしてしまうという恐怖,しびれ感やうずき感,胸痛ないし胸部不快感。
第3群:めまい感,心悸亢進,離人感,身震いおよび振戦,空間恐怖,予期不安。
以上より,PDが呈する多彩な臨床症状には,各々の症状同士の間に様々な関連性が存在しており,PDにおける症状を階層的にとらえる必要性を示唆させた。
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