icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学37巻9号

1995年09月発行

文献概要

「精神医学」への手紙

Letter—無作為割り付け臨床試験以外のevidence—1事例実験デザイン/Answer—レターにお答えして—1事例実験デザインの適応とRCTの妥当性の範囲について—原井レターへのお返事

著者: 原井宏明1 古川壽亮2

所属機関: 1国立肥前療養所 2名古屋市立大学医学部精神科

ページ範囲:P.1010 - P.1011

文献購入ページに移動
 古川論文1)は最近の臨床研究の大切さ,統計的検定によるp値で価値判断することの誤りを指摘している点で共感した。しかし,無作為割り付け臨床試験(RCT)と症例研究に対する意見には疑問がある。RCTの欠点と,治療と結果の間の因果関係を知りたいときRCT以外に1事例を用いた巧みな実験デザインがあることを示したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?