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臨床睡眠医学—精神科領域における最近の進歩
著者: 内山真1 内田直2 渥美義賢3 融道男4
所属機関: 1国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部 2東京都精神医学総合研究所精神生理部 3国立特殊教育総合研究所情緒障害教育部 4東京医科歯科大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.6 - P.18
文献購入ページに移動精神科臨床では,精神科疾患における睡眠障害のマネージメントの重要性はもとより,リエゾン・コンサルテーション精神医学の活動が盛んになるにつれ,他科から睡眠障害についてコンサルテーションを受けることも多くなっている。精神科医は最新の睡眠医学の知識を持って睡眠障害に対処することを要請される。多くの患者が睡眠障害に苦しんでいるにもかかわらず,日本において睡眠障害の臨床的重要性がまだ広く認識されておらず,睡眠障害クリニックの開設は極めて少ない。近年の睡眠医学の発展が必ずしも一般臨床に生かされていないのが現状と思われる。
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