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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻10号

1996年10月発行

文献概要

短報

身体パラフレニー(Gerstmann)を呈した脳梗塞の1例

著者: 渡辺良1 田辺英2

所属機関: 1横浜市立市民病院神経内科 2横浜市立市民病院精神科

ページ範囲:P.1087 - P.1089

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 身体パラフレニー(somatoparaphrenia)は,Gerstmann3)により1942年に報告されて以来,右大脳半球病巣に由来する病態失認関連の1症候として注目されてきた6〜8,10,11)。しかし,その典型例を診ることは,脳卒中患者が数多く入院する施設にあっても稀である9)。我々は,右側脳梗塞患者に病態失認,半側身体失認とともに幻影肢(phantom limb)を含む身体パラフレニーを呈した患者を経験したので若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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