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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻10号

1996年10月発行

短報

脳炎の経過中多彩な精神症状を呈した急性フェニトイン中毒の1例

著者: 柴田展人1 松原博生1 増村年章1 森大輔1 一宮洋介1 井上令一1

所属機関: 1順天堂大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.1105 - P.1108

文献概要

 フェニトインの急性中毒は,身体症状として,眼振,構音障害,運動失調,悪心,嘔吐,筋緊張低下,眼球運動麻痺などが,一方,精神症状としては意識障害,痴呆,錯乱,奇異な言動,ヒステリーなどが報告されている1〜4,12)
 今回我々は無菌性脳炎の経過中に急性フェニトイン中毒を生じて,多彩な精神症状を呈し,脳波所見の改善と並行して精神症状の改善が認められた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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