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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻11号

1996年11月発行

短報

長時間の同一姿勢(坐位)保持後に横紋筋融解を来した精神分裂病の1例

著者: 宮本美緒1 宮岸勉2 武井明3 直江裕之4 鎌谷利紀5

所属機関: 1遠軽学田病院 2旭川医科大学医学部精神医学講座 3芦別精療院 4直江中央クリニック 5帯広第一病院神経内科

ページ範囲:P.1223 - P.1225

文献概要

 横紋筋融解症は,筋の挫傷や労作,虚血,全身性ウイルス感染,低カリウム血症,糖尿病性アシドーシス,急性薬物中毒などの様々な原因によって生ずることが知られている4)。臨床症状としては罹患筋の脱力,疼痛,褐色尿を呈し,高CK血症,高ミオグロビン尿症を伴い,急性腎不全に陥る症例も認められる2,3,5,7)。今回我々は,長時間の同一姿勢(坐位)保持後に横紋筋融解症を来した精神分裂病の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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