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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻11号

1996年11月発行

短報

インターフェロン療法で不可逆性のパーキンソニスムを呈したと考えられるC型慢性活動性肝炎の1例

著者: 堀口淳12 日域広昭1 小鶴俊郎1 加賀谷有行1 横田則夫1 山脇成人1

所属機関: 1愛媛大学保健管理センター 2広島大学医学部神経精神医学教室

ページ範囲:P.1227 - P.1229

文献概要

 近年,インターフェロン製剤(IFN)の中枢神経系の副作用の報告例1,7,9,12,13)が相次いでみられるが,今回筆者はC型慢性活動性肝炎のIFN療法中に,抑うつ状態とパーキンソニスムが出現した1例を治療する機会を得た。慢性肝炎のIFNによる治療中にパーキンソン症状が出現したとする報告はまだ少なく,さらにIFNの投与中止後もパーキンソン症状が持続したとする報告はないので,若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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