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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻2号

1996年02月発行

短報

Zopicloneとitraconazoleの併用により傾眠を来し,睡眠導入剤をlormetazepamに変更後その改善をみた1例

著者: 小原圭司1 細田真司1 金村元1 田中真砂2

所属機関: 1虎の門病院精神科 2虎の門病院薬剤部

ページ範囲:P.211 - P.213

文献概要

■はじめに
 超短時間型睡眠導入剤は,その使いやすさから臨床において使用頻度が高いが,健忘,アルコール飲用時のもうろう状態など副作用もまた指摘されている1,5)。最近,triazolamの作用がitraconazole,fluconazoleの使用により遷延するという報告があり,注意が喚起されていた6)。今回我々は,これと同じ超短時間型睡眠導入剤であるzopicloneの作用が,itraconazoleの使用によって遷延し,日中の傾眠を来し,睡眠導入剤をlormetazepam(ロラメット®)に変更後速やかに傾眠の改善をみた症例を経験したので,若干の考察を含めて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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