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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻3号

1996年03月発行

文献概要

特別寄稿

うつ病の断眠療法

著者: R. TölleR. Tölle 内山真1 曽根啓一23

所属機関: 1国立精神・神経センター精神保健研究所精神生理部 2自治医科大学公衆衛生学教室 3元,国立精神・神経センター運営部

ページ範囲:P.313 - P.319

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 1994年6月10日から2日間,第41回日本病跡学会が飯田真会長(新潟大学医学部精神医学教室教授)のもと,新潟市で開催された。11日の特別講演「チュービンゲン学派の精神医学」の演者として,Munster大学(ドイツ)医学部精神科の主任教授R. Tölleが招待された。F. Mauz,B. Pauleikhoff,R. Tölleの時代を通じて日本から10名ほどの精神科医がMunster大学に留学している。
 Münster大学精神科は,Heidelberg学派(記述精神医学)とTübingen学派(力動精神医学)を止揚(Aufheben)した道を歩んでいると言われていたが,時代の流れの中で後者に傾斜しつつあるように思われる。R. TölleはR. Gaupp,E. Kretchmer,F. MauzのいわゆるTubingen学派,さらにP. Kraus,ことにW. Schulteの門下生でもあるからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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