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いまバイオ・サイコ・ソシオの有機的統合が叫ばれている。わが国でも,これら各領域の「対話」の気運が高まり,例えば日本精神神経学会のシンポジウムにも「精神病理学と生物学的精神医学の接点」というテーマが2年続けて取り上げられた。
この第1回Aachen方法シンポジウム(1.Aachener Methodensymposion)も,ドイツにおける,こうした「対話」の1つの試みである。「精神病理学と精神医学の研究」と題されたこのシンポジウムは,1994年2月24日から26日にわたりドイツのAachenで開催された。日本での議論がまだ理念の段階にとどまっている印象がある中で,ここでは,研究の「方法」をめぐる具体的,実践的レベルにまで議論が展開されたことに注目したい。当時筆者はAachen大学に留学中で,これに参加する機会を得た。筆者の語学力をもっては十分理解できたとは言えないし,すでに2年を経過してはいるが,印象記としてここに報告したい。なお主催者はAachenのH. Saβであり,Weiβenauシンポジウム(BonnのG. Huberが主催する,1970年代以降のドイツの分裂病研究の中心的な学会)の研究グループがこれに協力した。
この第1回Aachen方法シンポジウム(1.Aachener Methodensymposion)も,ドイツにおける,こうした「対話」の1つの試みである。「精神病理学と精神医学の研究」と題されたこのシンポジウムは,1994年2月24日から26日にわたりドイツのAachenで開催された。日本での議論がまだ理念の段階にとどまっている印象がある中で,ここでは,研究の「方法」をめぐる具体的,実践的レベルにまで議論が展開されたことに注目したい。当時筆者はAachen大学に留学中で,これに参加する機会を得た。筆者の語学力をもっては十分理解できたとは言えないし,すでに2年を経過してはいるが,印象記としてここに報告したい。なお主催者はAachenのH. Saβであり,Weiβenauシンポジウム(BonnのG. Huberが主催する,1970年代以降のドイツの分裂病研究の中心的な学会)の研究グループがこれに協力した。
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