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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻4号

1996年04月発行

文献概要

短報

悪性症候群の回復過程にみられた心電図R-R間隔のゆらぎと脳波,精神症状の変化

著者: 十一元三1 村井俊哉1 扇谷明1

所属機関: 1京都大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.431 - P.433

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 悪性症候群の病相期に精神症状が軽減することを,しばしば我々は経験した。しかし,悪性症候群は意識障害を合併することが多く,明確な精神症状の評価は困難であった。今回,悪性症候群を呈した慢性分裂病患者で,意識障害が認められなかった症例を経験した。本症例に対し,悪性症候群の発症から寛解に至るまで,精神症状,脳波および自律神経機能を縦断的に調べたので報告する。なお,本報告において,自律神経機能の評価として,心電図R-R間隔の変動パターン(以下,RRゆらぎ)をもとにした新しい定量的指標を用いたので,併せて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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