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文献詳細

雑誌文献

精神医学38巻7号

1996年07月発行

文献概要

短報

性格変化が先行し,種々の神経症状を伴いつつ痴呆へ移行したadrenoleukodystrophyの成人発症例

著者: 副田秀二1 寺尾岳1 松永薫2

所属機関: 1産業医科大学精神医学 2産業医科大学神経内科

ページ範囲:P.747 - P.749

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 Adrenoleukodystrophy(ALD)は精神症状,痙性麻痺,副腎機能低下などを来す脱髄性疾患である。多くは若年男性に発症し,伴性劣性の遺伝形式をとり,生化学的には極長鎖脂肪酸が増加する3)
 今回筆者らは,性格変化を初発症状として20歳代後半に発症し,途中から種々の神経症状を伴い,30歳代前半で重度の痴呆に陥ったALD患者の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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