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ミアンセリンによる全身浮腫を初発とし,その後セチプチリンに対して交差反応を生じた1例
著者: 國芳雅広1 稲永和豊1
所属機関: 1医療法人筑水会神経情報研究所
ページ範囲:P.780 - P.781
文献購入ページに移動 抗うつ薬の副作用は多いが,その中で一般的全身障害としての浮腫は,しばしば経験するものではない。特に2種の抗うつ薬間で,浮腫という症状で交差反応を起こした報告はみられない。今回我々は,セチプチリンで加療されていた症例において,ミアンセリンに変更したところ浮腫が発症し,ミアンセリンを中止することで浮腫が治癒したが,その後セチプチリンを投与したところ,再び浮腫が出現した例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する。
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