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短報
脳梗塞の繰り返し,てんかん,精神症状のみられた抗リン脂質抗体症候群の1例
著者: 本島昭洋1
所属機関: 1熊本中央病院精神科
ページ範囲:P.881 - P.883
文献購入ページに移動 梅毒反応偽陽性やループスアンチコアグラント(lupus anticoagulant;LA),抗カルジオリピン抗体陽性などで検出される抗リン脂質抗体が,臨床的に血栓症,血小板減少,習慣性流産,てんかんなどの神経症状と密接に関連することが知られている。この病態は全身性エリテマトーデス(SLE)で最もよく認められるが,SLE以外の症例も知られており,HughesやHarrisらにより抗リン脂質抗体症候群と呼ばれるようになった1,4,6)。
SLEの治療中に脳梗塞を起こし,LAが陽性のため抗リン脂質抗体症候群と診断され,その後てんかんや幻覚妄想状態などの精神神経症状を認めた症例を経験したので報告する。
SLEの治療中に脳梗塞を起こし,LAが陽性のため抗リン脂質抗体症候群と診断され,その後てんかんや幻覚妄想状態などの精神神経症状を認めた症例を経験したので報告する。
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