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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻1号

1997年01月発行

文献概要

短報

顕著な精神症状と側脳室後角の拡大を示すアルツハイマー型老年痴呆の後頭葉型

著者: 加藤雅紀1 井関栄三2 小阪憲司2 赤木正雄3

所属機関: 1積善会曽我病院 2横浜市立大学医学部精神医学教室 3神奈川県立精神医療センター芹香病院

ページ範囲:P.81 - P.83

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 アルツハイマー型老年痴呆(SDAT)は,進行性の皮質性痴呆を主症状とするが,しばしば精神症状や問題行動を伴う。また,画像や病理像において共通する所見を認めるが,その程度や分布は一様ではなく,本疾患が臨床病理学的に広いスペクトラムを持つ症例群である可能性が示唆される。今回筆者らは,SDATと診断され病初期から継続して顕著な妄想・幻覚などの精神病様症状を伴い,画像上側脳室後角優位の拡大を示す1剖検例を報告し,SDATにおける位置づけを検討する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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