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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻11号

1997年11月発行

短報

強迫観念に関係する考想可視を呈した症例

著者: 宍倉久里江13 宮岡等1 上島国利1 宮岡佳子2

所属機関: 1昭和大学医学部精神医学教室 2東京武蔵野病院精神科 3駒木野病院

ページ範囲:P.1233 - P.1235

文献概要

■はじめに
 考想可視は自己の思考内容が文字になって見えるという特殊な幻視である1)。日本では豊田8)によって症例が記載されているが報告は多くない。本報告では,持続する強迫症状の経過中に,強迫観念の内容を表す文字が外的空間に見え始めた青年期症例の症状の特徴や診断について考察する。なお,プライバシー保護のため,症例には精神医学上の特徴を変えない範囲で修正を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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