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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻12号

1997年12月発行

短報

インターフェロン治療によって精神症状を繰り返し発現した覚醒剤使用経験者の1症例

著者: 伊東勉1 高橋克朗1 太田保之2

所属機関: 1国立長崎中央病院精神科 2長崎大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.1325 - P.1327

文献概要

 インターフェロン(IFN)の副作用として不眠,不安,うつ状態,躁状態,幻覚妄想状態など多彩な精神症状が報告されている3,8〜12)。また精神分裂病5)や神経症11)などの精神科既往歴のあるC型慢性活動性肝炎患者にIFNを投与して,症状の再燃や増悪を来した症例も散見されている。今回,我々は覚醒剤使用経験のあるC型慢性活動性肝炎患者において,2回のIFN療法施行中に精神症状を繰り返し発現した1症例について報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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