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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻2号

1997年02月発行

短報

慢性人工透析療法の経過中に「幻触」を呈した1例

著者: 柳橋雅彦1 安田聖子2 濱屋達郎3

所属機関: 1千葉県精神保健福祉センター 2千葉大学医学部精神医学教室 3国立下総療養所

ページ範囲:P.197 - P.199

文献概要

 慢性腎不全患者への人工透析治療中の精神神経症状については,不均衡症候群,透析脳症,尿毒症性脳症など,中枢神経合併症が病因の明らかなものとして知られている3)。一方,非定型的な症状および経過を呈し,症状精神病の範疇にあると考えられるが,病因の不鮮明なものがみられることも特徴である。今回,透析10年目より「幻触」という極めて稀な症状が出現し,この9年以上消長している症例を経験したので,若干の考察を加え報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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