icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻2号

1997年02月発行

短報

トリヨードサイロニンによって誘発された悪性症候群の1例

著者: 鈴木貴勝1 桑門大1 磯野浩1 川崎郁江1 大坪天平1 岩波明1 宮岡等1 井口喬1 上島国利1

所属機関: 1昭和大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.201 - P.203

文献概要

 悪性症候群は抗精神病薬によって引き起こされる重篤な副作用として知られている。その上,抗精神病薬以外にも抗うつ薬によるものや,抗パーキンソン薬の離脱による悪性症候群の報告もあり2),注意が必要とされている。今回我々は難治性の妄想性うつ病の1女性例に対し,augmentation therapyとしてアモキサピンに加えて投与した,トリヨードサイロニンが契機となって発症したと考えられる悪性症候群の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら