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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻3号

1997年03月発行

文献概要

短報

パニック障害患者のQuality of Life—予備的調査から

著者: 竹内龍雄1 日野俊明1 林竜介1 池田政俊1 長谷川雅彦1 花澤寿1 冨山學人1 町澤理子2

所属機関: 1帝京大学市原病院精神科 2国立精神・神経センター

ページ範囲:P.301 - P.303

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 パニック障害(以下PD)は寛解増悪を繰り返しつつ慢性に経過するものが多く,治療には疾患が患者のQuality of Life(以下QOL)に及ぼす影響を考慮し,その向上を図ることが重要である。しかしこの分野に関する研究はまだ少ない。そこで我々は,予備的調査として,国立精研の町澤ら1,2)が最近開発した健常者ならびに心身症・神経症領域の患者を主たる対象とするQOL質問紙を用いて,PDの外来患者に実施し,まず本障害患者のQOLの全般的傾向を知ろうと試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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