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「第14回青年期精神医学交流会」印象記
著者: 郭麗月1
所属機関: 1近畿大学医学部精神神経科
ページ範囲:P.445 - P.445
文献購入ページに移動 1996年11月16日,風が少し肌寒く感じられる晩秋の一日,第14回の交流会が国立療養所天竜病院の松本英夫先生のもと,浜松駅前のプレスタワー17階で催された。180度に近い展望で遠州灘と浜松市街が見渡せる素晴らしい会場であった。ただし演題発表の間はスライド使用の都合でカーテンが閉められていたのが残念であったが,眺望を忘れさせるほどの白熱した討議が続いた。
この会もすでに14回を重ねたのかという感慨は,初期からこの会を支えてこられた三重県立小児診療センターあすなろ学園の清水將之先生が懇親会の挨拶でも触れられたところである。お互いの顔が見える範囲の参加者数,1題の発表時間をゆっくりとる,なるべく若手の(古手は発表するなということではなく,初心を忘れないフレッシュさを保つという意味で)先生方の発表,高邁な理論のための理論ではなく日々の臨床に基づいた平易な言葉でのざっくばらんな議論などがいつのまにか定着したこの会のモットーといえるであろう。今回もこのモットーが生かされ,松本会長のもとにいろいろな立場の方が集まり,手作りで会を催されたことが参加者に伝わってきた。主催者側の先生方に心より感謝したい。
この会もすでに14回を重ねたのかという感慨は,初期からこの会を支えてこられた三重県立小児診療センターあすなろ学園の清水將之先生が懇親会の挨拶でも触れられたところである。お互いの顔が見える範囲の参加者数,1題の発表時間をゆっくりとる,なるべく若手の(古手は発表するなということではなく,初心を忘れないフレッシュさを保つという意味で)先生方の発表,高邁な理論のための理論ではなく日々の臨床に基づいた平易な言葉でのざっくばらんな議論などがいつのまにか定着したこの会のモットーといえるであろう。今回もこのモットーが生かされ,松本会長のもとにいろいろな立場の方が集まり,手作りで会を催されたことが参加者に伝わってきた。主催者側の先生方に心より感謝したい。
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