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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻5号

1997年05月発行

短報

消化管出血後の両側淡蒼球壊死による特異な人格変化の1例

著者: 下清水博明1 丸井規博2

所属機関: 1大津赤十字病院神経精神科 2京都大学医学部精神医学教室

ページ範囲:P.543 - P.545

文献概要

 消化管出血後に両側淡蒼球に壊死を生じ,自発性の低下を主要症状とする精神症状を持続させていると考えられる1例を経験したので報告する。
 発症7か月後の精神科初診時には,分裂病の残遺状態も疑われる状態であった。その後,頭部CT,MRIで両側淡蒼球壊死が見いだされ,これに関連した精神症状であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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