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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻6号

1997年06月発行

巻頭言

精神医学は「受診者」だけを対象としていればよいのか

著者: 村田豊久1

所属機関: 1九州大学教育学部・生涯発達学

ページ範囲:P.568 - P.569

文献概要

 先般の日本精神神経学会の評議員選挙で,日本精神神経科診療所協会(日精診)の組織票が動員され,同会の多数の精神科医が当選したと話題となった。それは日精診という利益団体の組織防衛のための行為だと批判する向きもあるようだが,私がかつて開業していたから言うのではないが,それは的を射ていないと思う。日本の精神科医の中では,彼らが最も社会の変化と連動して病態も移り変わることを肌で感じ,それに適った治療のあり方を模索していて,そこでの日常の臨床体験から今の学会や精神医学の動向はこれでよいのか,という危機感を抱いたからである,と私は考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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