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文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻6号

1997年06月発行

文献概要

短報

Risperidoneに対するアレルギー反応として,浮腫,皮疹,喘鳴を順次生じた1例

著者: 寺尾岳1 小嶋秀幹1 江藤陽2

所属機関: 1産業医科大学精神医学教室 2小嶺江藤病院

ページ範囲:P.643 - P.645

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 risperidoneはドーパミン2受容体拮抗作用とセロトニン2受容体拮抗作用を併せ持つ非定型抗精神病薬の1つである。特に精神分裂病の陰性症状に対する効果が期待され,最近本邦においても使用可能となった薬物である。
 今回筆者らは,risperidone投与中に顔面および足背に浮腫を生じ,さらに全身の皮疹や喘鳴を呈した症例を経験したので,若干の考察を交じえ報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

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