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緩和ケアにおける精神医学的課題—症状緩和のための鎮静を中心に
著者: 森田達也1 井上聡1 千原明1
所属機関: 1聖隷三方原病院ホスピス
ページ範囲:P.769 - P.778
文献購入ページに移動■はじめに
近年,終末期医療における倫理的問題に対する関心が急速に高まっており,精神科医が重要な役割を担うことが期待されているが,緩和医療に関する精神科的知見の集積はまだ十分とはいえない。今回,終末期医療の現場でしばしば行われているにもかかわらず,十分な医学的裏づけがなされているとは言いがたい,症状緩和のための鎮静の現状をまとめ,今後必要とされる精神医学的研究の課題を明らかにする。
近年,終末期医療における倫理的問題に対する関心が急速に高まっており,精神科医が重要な役割を担うことが期待されているが,緩和医療に関する精神科的知見の集積はまだ十分とはいえない。今回,終末期医療の現場でしばしば行われているにもかかわらず,十分な医学的裏づけがなされているとは言いがたい,症状緩和のための鎮静の現状をまとめ,今後必要とされる精神医学的研究の課題を明らかにする。
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