icon fsr

文献詳細

雑誌文献

精神医学39巻7号

1997年07月発行

私のカルテから

バルプロ酸ナトリウムの副作用で浮腫が出現したと考えられた1例

著者: 菊地千一郎1 久保田文雄1 赤田卓志朗1 関口定2

所属機関: 1群馬大学医学部神経精神医学教室 2上毛病院

ページ範囲:P.780 - P.781

文献概要

 バルプロ酸ナトリウムは全般発作だけでなく一部の部分発作にも効果があるとされ広く使用されている。副作用は他の抗てんかん薬に比較して少ないが,眠気,ふらつき,胃腸障害,脱毛,体重増加,振戦,肝臓障害などが知られている。また,非常に稀ではあるが,浮腫が出現したという報告1,2)もある。しかし,本邦での浮腫の報告はみられていない。
 我々はバルプロ酸ナトリウム投与により浮腫が出現したと考えられた1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-126X

印刷版ISSN:0488-1281

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら